サラリーマンが楽しめる海釣りの魅力
海釣りは最高!
何と言っても、海釣りの魅力は、美しく、大きく、美味しい魚を釣るという、ロマンがあるということです。 サラリーマンのお小遣いでも楽しめる範囲で、面白くて魅力的な海釣りを紹介していきます。
INDEX 見出しをクリック!
サラリーマンが楽しめる海釣りの魅力
美しいターゲット
サラリーマンが海釣りに行ける機会は、本当に少ないと思います。私は、釣りに出かけ始めた時は、手当たり次第いろんな魚種、いろんな釣りスタイルを試しました。それはそれで良い勉強になりましたが、10年経過した今、ターゲット、つまり、釣りたい魚はかなり絞られてきました。その厳選の魚たちの美しい姿をどうぞ。
オニカサゴ
東海近辺では、鳥羽沖、駿河湾沖、富山湾など
カサゴという魚も美味いが、「鬼」がつくと、これほど美味い魚は他にないというくらいの高級魚です。かなり深い場所に生息していますが、粘りさえすれば、案外と簡単に釣れます。
40センチまで大きく育つのに6〜7年もかかるという貴重な魚です。
棘の毒があるので、刺さると数日は痛みが消えない注意を要する魚ですが、味は絶品。お刺身でも贅沢にフライにしても美味しい魚です。巷の噂(鳥羽産)では、伊勢海老の味があると言われています。
アマダイ
東海近辺では、富山湾、若狭湾、小浜湾、伊勢湾大山沖など
徳川家康が好んで食べたという魚で、若狭湾で獲れたものを「若狭グジ」と呼び高級魚として扱われています。「タイ」という名前がついていますが、ハゼ科の魚で、泥底に穴を掘って生活しています。何とも言えない顔をしています。
お刺身にしても美味いが、鱗を油で揚げた「マツカサ揚げ」と呼ばれる料理が絶品です。
釣ってみると、結構暴れるのに加え、水面に近づくにつれ、急に暴れるといった、特徴的な引きを楽しむことができます。アベレージサイズは、およそ30センチ〜35センチで40センチを超える大物も釣れることがあります。
ケンサキイカ
若狭湾、鳥羽、金沢沖などの近海。島根県や鳥取も盛ん。九州では、「呼子のイカ」が有名。
「イカの女王」と呼ばれているほど美しいイカです。比較的アニサキスは見つからないのでお刺身、イカ丼などで美味しく食べることができます。2〜3日冷凍してから食べると甘味が増して美味しい。釣ってからすぐに食べると、コリコリした食感が楽しめる。”イカメタル”という釣り方が大人気で、個人的には釣行回数が一番多い魚種です。
アベレージサイズは、群れによってまちまちで、胴長15センチ〜30センチくらいが多い。35、40センチを超えると「ダイケン」と呼び、引き味もなかなかのものがあります。
ヒラメ
東海近辺では、鳥羽沖、伊勢湾大山沖、金沢沖など
釣り人にとって、いつかは釣ってみたい魚ではないだろうか。釣り方は、いきイワシなどによる「泳がせ釣り」で、駆け引きがあって難しい釣りですが、とても面白い釣りです。初心者が大物を釣ることも珍しくないので、ぜひ挑戦してほしい釣りです。
個人的には、93センチ、8.キロオーバーを釣り上げた時がありますが、50センチ前後のサイズがたくさん釣れた時の方が嬉しいし、引きを楽しむことが出来たと記憶しています。捌くのが比較的簡単で、お刺身、カルパッチョ、フライなど、どれも美味しくいただけます。
サラリーマンが楽しめる 海釣りの魅力
どんな釣りスタイルが「魅力的」か?
これは、愛用しているイカメタル用の「エギ2.5号」です。
色々なカラーバリエーションがあり、沈降速度が違ったり、水中姿勢が違ったりします。
No.1 イカメタル釣り(ケンサキイカ)
No.2 泳がせ釣り(ヒラメなど)
No.3 アマダイ釣り
おすすめする釣りはズバリ、イカメタル釣り(ターゲットは、極上のケンサキイカ)でしょう。
何が面白いかというと、スッテという擬似餌のような小魚に似せたものをターゲットの前にちらつかせて、誘って釣るというアグレッシブな釣りだからです。また、暑い夏の夜に海の上で涼みながら釣りができるという、大人の遊び的な要素があります。
スッテの種類はたくさんあって、毎年、各メーカーが新しい製品を開発しています。
どれくらい釣れるかというと、大きな群れが入っていて、餌に貪欲な状況だと約4時間の釣行時間の間に100杯(イカ釣りでは、1匹のことを1杯という)以上釣れることがあります。釣って良し、食べてよしの、超人気の釣りです。
2番目は、やはりヒラメや青物が釣れる、「泳がせ釣り」です。これは、生きたイワシなどの小魚を海中深くにいるターゲットの目の前に送り込むわけですから、言わば、すごく残酷な釣りです。でも、魚の反応が竿や手の感覚に伝わってくる面白さがあります。
費用はどのくらいかかるのでしょう?
最初からある程度良いものを揃えた方が得!
電動リール 6万円程度
竿 4万円程度
おもり、天秤など 5千円程度
餌 毎回 1千円程度
○全部で 105 ,000円くらい
魚を持ち帰る。
そのためには、夏の猛暑の際でも、安定して冷やしたまま持ち帰ることができるクーラーボックスは必需品となる。これも、ピンキリであるが、だいたい3万円を超える、30リットル前後のクーラーボックスがいい。
○ 30 ,000円くらい
レインウェア 3万円程度
※冬期は、中に着込めば良い。
船釣り用の長靴 1万円程度
ライフジャケット 1万円程度
帽子(キャップ) 3千円程度
手袋 3千円程度
○全部で 56 ,000円くらい
岐阜から遠征するとどのくらいかを示してみます。
交通費 ざっと12 ,000円
船代 ざっと12 ,000円
※最近は、ヒラメ釣りだとエサのイワシや船の燃料費が高騰しているので今後も高くなる傾向。
○ 24 ,000円くらい
太平洋か日本海か?どちらへ行くといい?
私が在住する「東海エリア」で検証
比較するのは、交通費、乗船料金、船宿のレベル、魚の美味しさ(ヒラメ釣りの場合)
※あくまでも「勝手に」で決めています。
①交通費(岐阜市から)
太平洋 6,650円
日本海 9,804円
②乗船料金
太平洋 14,000円
日本海 11,000円
③船宿のレベル
太平洋 *寒ヒラメ 80点
日本海 *夏ヒラメ 90点
④魚の美味しさ
太平洋 90点
日本海 70点
※日本海側は夏ヒラメ。やはり太平洋の寒ヒラメは美味い。
🔳総合評価(だいたいです、参考までに。)
太平洋 90点 日本海 80点
結局のところ、ヒラメ釣りに関しては、11月に解禁を迎える太平洋側の方が、魚に脂が乗って美味いという点が評価を決定付けたような気がする。
ただし、海の透明度というか、綺麗さは日本海側に軍牌が上がる。一方で、オニカサゴの美味さを富山湾、鳥羽、静岡で比較すると、鳥羽>富山湾>静岡となる。ただし、釣り時期やポイントがそれぞれ異なる場合もあるので、結局は、タイミング次第であろうと思う。
(すべて令和6年11月時点での料金など)